依頼者が強制性交罪で起訴されてしまったところ、性行為の事実の存在を争った結果、
弁護側の主張が認められ、認定落ち判決を獲得しました!
強制性交罪は5年以上の懲役刑と法定されている反面、強制わいせつ罪は6月以上の懲役刑と法定されているため、刑罰の重さは全く異なったものとなりました。
この裁判では、第一審においては、被害者供述の信用性判断について、極めて非常識な評価が下されましたことが非常に残念な気持ちになりました。
裁判所は、被害者の説明内容を信じてあげることこそが正義だと思い込んでいるとしか言い難い判断内容で、裁判所に対する信頼が、私自身著しく破壊されました。
高等裁判所では、しっかりとした信用性判断をしていただき、本当に良かったです。
罪に問われた方々の追い詰められた心情を強く理解できた事案で、えん罪の恐怖を痛切に感じた事件でした。