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(東京高裁逆転判決)認定落ち判決で強制わいせつ罪に

強制性交罪で起訴された事件で強制わいせつ罪への認定落ち判決を獲得した事例

本件は、強制性交罪で起訴された依頼者について、性行為の事実関係を争い、最終的に強制わいせつ罪への認定落ち判決を獲得した事例です。

強制性交罪は、法定刑が重く、有罪となった場合には依頼者の人生に極めて大きな影響を及ぼす重大な事件です。一方で、性犯罪事件では、被害者供述の信用性、客観証拠との整合性、供述の変遷、当時の状況、当事者間の関係などを慎重に検討する必要があります。

このページでは、強制性交罪で起訴された事件において、弁護活動により強制わいせつ罪への認定落ち判決を獲得した実績と、控訴審における証拠評価の重要性についてご紹介します。

事件の概要

依頼者は、強制性交罪で起訴されました。

しかし、依頼者は、起訴された内容について重要な部分を争っており、弁護側としても、性行為の事実関係や被害者供述の信用性について慎重に検討する必要がある事案でした。

強制性交罪として認定されるか、別の犯罪として評価されるかによって、刑罰の重さや依頼者の今後の人生に大きな違いが生じます。そのため、本件では、証拠関係を丁寧に確認し、強制性交罪として認定するには合理的な疑いが残ることを主張しました。

強制性交罪と強制わいせつ罪の違い

強制性交罪と強制わいせつ罪では、法定刑の重さが大きく異なります。

強制性交罪は、性犯罪の中でも非常に重い犯罪類型であり、有罪となれば重い刑事責任を問われる可能性があります。一方、強制わいせつ罪も重大な犯罪ではありますが、強制性交罪とは刑罰の重さや事件の評価が異なります。

そのため、強制性交罪で起訴された事件において、強制わいせつ罪への認定落ち判決を獲得できたことは、依頼者にとって極めて重要な結果となりました。

第一審で問題となった証拠評価

第一審では、被害者供述の信用性が大きな争点となりました。

弁護側としては、供述内容と客観証拠との整合性、供述の変遷、事件当時の状況、当事者間の関係などを踏まえると、強制性交罪として認定するには慎重な判断が必要であると主張しました。

しかし、第一審では弁護側の主張が十分に反映されず、依頼者にとって非常に厳しい判断となりました。

性犯罪事件では、被害者供述が重要な証拠となることが多い一方で、その信用性については、客観証拠や事件前後の状況と照らし合わせて、慎重に判断されなければなりません。

控訴審での弁護活動

控訴審では、第一審の判断に対し、証拠評価の問題点を改めて整理しました。

弁護側は、被害者供述の信用性、客観証拠との関係、事件当時の状況などを丁寧に主張し、強制性交罪として認定するには合理的な疑いが残ることを訴えました。

その結果、控訴審では、より慎重な証拠評価が行われ、強制性交罪ではなく、強制わいせつ罪への認定落ち判決を獲得することができました。

認定落ち判決を獲得できた意義

本件で強制わいせつ罪への認定落ち判決を獲得できたことは、依頼者にとって非常に大きな意味を持ちます。

刑事裁判では、起訴された罪名がそのまま認定されるとは限りません。証拠関係を丁寧に検討し、事実認定に合理的な疑いがあることを主張することで、より適切な罪名に変更される場合があります。

特に、強制性交罪のような重大事件では、罪名の違いが刑の重さや社会生活への影響に大きく関わります。そのため、起訴後であっても、最後まで証拠関係を争い、適切な判断を求めることが重要です。

性犯罪事件で重要になる弁護活動

性犯罪事件では、被害者供述、メッセージの内容、事件前後の行動、当事者間の関係、客観証拠などを総合的に検討する必要があります。

また、本人が否認している場合には、取調べでの供述内容も非常に重要です。あいまいな供述や事実と異なる内容が調書に残ってしまうと、その後の裁判で不利に扱われる可能性があります。

そのため、逮捕直後や起訴後の早い段階から弁護士が関与し、事実関係を整理し、証拠関係を確認し、裁判に向けた方針を立てることが大切です。

えん罪を防ぐために必要なこと

本件を通じて、性犯罪事件における事実認定の難しさと、えん罪を防ぐための弁護活動の重要性を改めて感じました。

性犯罪事件では、被害を訴える方の話を丁寧に扱う必要がある一方で、罪を問われた方についても、証拠に基づいて適正に判断される必要があります。

刑事裁判では、感情ではなく証拠に基づいて事実を認定することが重要です。弁護人としては、依頼者の話を丁寧に聞き、客観証拠を確認し、疑問点を一つずつ整理して、裁判所に対して適切な主張を行う必要があります。

性犯罪事件で逮捕・起訴された場合は早期相談が重要です

強制性交罪や不同意性交等罪などの性犯罪事件では、逮捕直後の対応、取調べでの供述、被害者対応、示談交渉、起訴後の裁判対応など、早い段階から検討すべきことが多くあります。

特に、事実関係を争う事件では、最初の供述内容や証拠の整理がその後の結果に大きく影響します。本人が混乱したまま取調べを受けてしまう前に、弁護士と方針を確認することが重要です。

起訴された後であっても、証拠関係を丁寧に検討し、控訴審で判断が変わる場合もあります。あきらめずに、刑事事件に詳しい弁護士へ相談することが大切です。

千葉で性犯罪事件・重大刑事事件にお困りの方へ

プロスペクト法律事務所では、強制性交罪、不同意性交等罪、強制わいせつ罪、不同意わいせつ罪などの性犯罪事件について、逮捕直後の接見、取調べ対応、示談交渉、保釈請求、刑事裁判、控訴審対応まで行っています。

本件のように、重大な罪名で起訴された事件であっても、証拠関係を丁寧に検討することで、より適切な判断を求めることができる場合があります。

千葉で性犯罪事件や重大刑事事件にお困りの方、ご家族が逮捕・起訴された方は、できるだけ早くプロスペクト法律事務所へご相談ください。

千葉県弁護士会所属
プロスペクト法律事務所
弁護士 坂口 靖

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プロスペクト法律事務所(弁護士 坂口 靖)は、千葉県を中心に、全国対応で刑事事件に強い弁護士事務所です。
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