先日、控訴審から依頼を受けた特殊詐欺事件に関して、
第1審の判決を破棄し、大幅に量刑を軽くするという内容の判決を獲得しました。
弁護側控訴の刑事裁判では、第1審の判決内容が変更される確率は約1割程度とされています。
このように刑事裁判における控訴審は、非常に厳しい実情が存在しています。
したがって、刑事事件の依頼をする場合には、
第1審において、いかにしっかり弁護してもらうのかというのが極めて重要となります。
私選弁護人をお探しの方は、この第1審の重要性を理解していただき、
場合によっては、現在依頼している私選弁護人を変更することも、積極的に検討しても良いかもしれません。
今回の裁判でも、第1審の裁判の重要性を本当に強く再認識しました。
刑事裁判は、人生の分岐点となる極めて重要な手続きです。
最善を尽くせるようにしていただきたいと思います。