千葉のプロスペクト法律事務所 弁護士 坂口靖です。
ガーシー元議員の弁護人が保釈請求を行ったとの報道がありました。
今回は、その法的なポイントを簡潔に解説します。
保釈判断の流れ
東京地裁では保釈の判断が出るまで通常2日ほどかかります。
今回の請求は7月12日頃に結論が出る見込みとされています。
ただ、ガーシー元議員はこれまで海外滞在が長く、帰国も事実上ドバイ当局の働きかけによるものとされています。
そのため、逃亡のおそれが考慮され、保釈が認められにくい可能性もあります。
保釈が認められる可能性
一方で、起訴されている罪状自体は比較的軽いものです。
報道によれば、本人は事実関係をおおむね認めているとされています。
このような事情を踏まえると、保釈が許可される余地もあります。
弁護側の主張や条件次第で、裁判所の判断が変わることも十分に考えられます。
弁護人が主張すべき点
まず、海外渡航がすでに不可能な状況である点を強調する必要があります。
次に、著名人であるため逃亡のリスクが低いという事情も示すべきです。
さらに、問題となった配信活動はすでに停止しており、再犯の可能性がないことも重要です。
そのうえで、高額の保釈金設定など具体的な条件を提示し、裁判所の理解を得る姿勢が求められます。
保釈請求の手続きと今後
仮に一度却下されても、準抗告という手段で再度請求することが可能です。
弁護士は新たな事情を整え、段階的に保釈の実現を目指します。
今回のケースでも、そうした手順を踏む流れになるでしょう。
保釈は刑事事件における重要な転換点です。
早期の釈放を実現するためには、初動からの戦略的な弁護活動が欠かせません。
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https://youtu.be/6Zd6mcotFs4?si=s3C3ghXUE8jluDBa
千葉県弁護士会所属
プロスペクト法律事務所
弁護士 坂口 靖
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