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(刑事裁判)控訴審でも第1審が超重要です

千葉のプロスペクト法律事務所 弁護士 坂口靖が、刑事裁判における「控訴審」の重要ポイントを解説しました。
最近は「控訴審から依頼したい」という相談が増えています。
しかし、実は刑事裁判では第1審が圧倒的に重要です。

控訴審とは何か

控訴審とは、第1審の判決に不服がある場合に申し立てる手続きです。
ただし、新しい証拠を自由に提出できる場ではありません。
第1審で扱われた証拠や記録をもとに、判決の内容が正しかったかを確認する審理です。

そのため、控訴審は「第1審を検証する裁判」にすぎません。
新たな主張や証拠を持ち込んでも、基本的には採用されにくいのです。

なぜ第1審が重要なのか

刑事裁判は、最初の段階でどれだけ戦えたかが結果を左右します。
控訴審では、結論が覆るのはおよそ1割未満といわれています。
つまり、10件控訴しても、9件以上は第1審と同じ結論になるということです。

そのため、第1審の段階でどの弁護士に依頼するかが極めて重要です。
もし家族が刑事裁判に巻き込まれているなら、早い段階で信頼できる弁護士に依頼してください。

控訴審でできること

もちろん、控訴審からでも弁護活動は可能です。
ただし、取り返せる範囲は限られています。
「なぜ証拠を出さなかったのか」「なぜ主張しなかったのか」といった問題は、控訴審で覆すことが難しいからです。

どうしても控訴審で弁護士を変える場合は、刑事事件に詳しく控訴審を理解している弁護士を選ぶことが大切です。

弁護士からのアドバイス

刑事裁判は、一度の判断で人生を左右します。
第1審を軽視せず、最初から全力で臨むことが最も大切です。
控訴審を見据えても、まずは「第1審で勝てる準備」を徹底して行うべきです。

刑事事件でお困りの方は、千葉のプロスペクト法律事務所にご相談ください。
不起訴・釈放・控訴など、あらゆる局面で的確な弁護を行います。

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https://youtu.be/3PP_NXtbpGg?si=jKREj_pawPp4Hrc1

千葉県弁護士会所属
プロスペクト法律事務所
弁護士 坂口 靖

千葉県内全域(千葉市、船橋市、市川市、松戸市、柏市、木更津市、館山市、匝瑳市、東金市、銚子市など)の刑事事件に迅速対応。 年中無休対応即日接見対応。