千葉市のプロスペクト法律事務所、弁護士の坂口靖です。
令和6年10月3日、速報で「元K-1チャンピオン 木村フィリップミノルさんが大麻取締法違反で逮捕された」という報道がありました。
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https://youtu.be/y-yIrcG6Cx0?si=jdnwAug1SnwVpmX5
木村さんが容疑を認めているのか、否認しているのかなど、詳細は現時点では報道されていません。
どうやら職務質問を受けた際に、リキッド状の大麻用製品と植物片を所持しており、その一部が大麻反応を示したため現行犯逮捕されたとのことです。
認否が不明なため断定的なことは言えませんが、報道内容から見る限り、自己使用目的での所持という印象を受けます。
その場合、仮に起訴され有罪判決となっても執行猶予付きの判決となる可能性が高く、いきなり実刑になる可能性は低いと考えられます。
ただし、前科がある場合や執行猶予中であれば、刑が重くなる可能性もあります。
大麻リキッド事件でよくあるケース
近年では、「大麻リキッド」や「CBDオイル」などの中に、知らないうちに大麻成分が含まれていたというケースも増えています。
購入者本人が「大麻が入っているとは知らなかった」と主張し、大麻所持の故意（こい）を否認する事例もあります。
通販サイトなどで「THC（大麻成分）は含まれていません」と記載されている商品を購入していた場合、その表示を信じて購入したと立証できれば、不起訴となる可能性もあります。
逮捕＝有罪ではありません
逮捕されたという報道だけで「有罪」や「悪いことをした」と決めつけるのは早計です。
大麻事件では、本人に故意があったかどうかが非常に重要なポイントとなります。
この事件も、今後の捜査や鑑定結果によって結果が大きく変わる可能性があり、冷静に経過を見守る必要があります。
千葉県弁護士会所属 弁護士 坂口靖
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