本日、無罪判決を獲得しました!
この事件は、昨年末ころに逮捕された窃盗事件です。
この窃盗事件に関しては逮捕直後に依頼を受けていました。
起訴前の段階では、当然のことながら不起訴処分獲得に向け活動していました。
私の場合、不起訴を獲得することが最も依頼者の利益にかなうと考えていることから、当然のことながらい不起訴獲得のために全力を尽くします。
この窃盗事件においても、不起訴を獲得するために様々な努力をしました。
この事件は、検察官に対しても、嫌疑不十分で不起訴処分とするべきであることを再三にわたって説明していました。
さらには、依頼者には、是が非でも不起訴とならなければならない事情があったことから不起訴処分としてもらうべく裏技的なこと(否認前提での示談)などもした上で、検察官に不起訴処分としやすいような状況をより多く提供しました。
しかし、検察官は、残念ながら証拠の検討も十分にしないまま公訴提起に至ったのです。
私は、今回の事件は、不起訴処分とするべき事件であったと考えています。
捜査弁護の失敗が無罪であるなどとも言われています。(したがって無罪判決が多いというのも考えものです)
私の場合、依頼者と協議して、不起訴処分獲得のため全力を尽くしています。
その結果、多くの事件、特に無罪となる可能性のあるような事件については、基本的に不起訴処分を獲得しています。
今回の事件に関しても、起訴前の段階でどうすれば、もっと検察官に弁護側の主張に耳を傾けてもらえたのかどう説得すれば、不起訴処分としてもらえたのかこの点について再検討が必要だと考えています。
なお、時々ほかの弁護士が獲得した無罪判決や認定落ち判決などの内容を見てみると、捜査段階でやるべき弁護活動をしていれば不起訴になったと思われる事件というのも見受けられます(無罪判決を獲得したいがために、あえてしていないのかとも邪推したくなるようなこともあります。そのような弁護士はいないことを願いますが)。
否認事件では、不起訴になることが最も利益にかなうものと思いますので無罪ではなく、不起訴獲得のために努力する弁護士に依頼していただきたいと思います。