事件の概要
依頼者は強制性交罪で起訴されましたが、性行為の事実自体を争いました。
その結果、弁護側の主張が認められ、強制わいせつ罪への認定落ち判決を獲得しました。
判決のポイント
強制性交罪は法定刑が懲役5年以上と非常に重く、強制わいせつ罪(懲役6か月以上)とは刑罰の重さが大きく異なります。
したがって、今回の判断は依頼者にとって極めて重要な結果となりました。
第一審での問題点
第一審の裁判所は、被害者供述の信用性を誤って評価していました。
その判断は、証拠よりも感情を優先するようなもので、極めて非常識な内容でした。
「被害者の説明を信じることこそが正義」と思い込んでいるかのようで、弁護側として深い失望を覚えました。
高裁での逆転と意義
しかし、東京高等裁判所では、客観的かつ冷静な証拠評価がなされました。
結果として、正当な信用性判断が行われ、より妥当な判決が下されました。
この判断により、裁判制度への信頼を再び感じることができました。
弁護士としての想い
この事件を通じて、えん罪の恐ろしさを改めて痛感しました。
また、罪を問われた方々が抱える苦悩や不安にも深く共感することができました。
一つひとつの事件に真摯に向き合い、正義を守る弁護を続けていきたいと思います。
千葉県弁護士会所属
プロスペクト法律事務所
弁護士 坂口 靖
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