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今回は、ヤマトリノさんが保釈され、保釈金が250万円だったという報道についてお話ししました。報道のあと、SNSでは「資産が何億、売上が何億と言っていたのに、本当はお金がないのでは」という投稿を結構見かけました。
お金持ちには高い保釈金、お金がない人には安い保釈金が決められる、と思っている方は多いのですが、実際には、お金持ちでもそれほど高い保釈金にならないことはいくらでもあります。どれくらいお金を持っているのかを、そもそも聞かれないこともあるのが実情です。
今回の事件は、コカインの所持や使用といった麻薬及び向精神薬取締法違反の事件です。前科がなければ、ほぼ間違いなく執行猶予がつく事件です。こういう事件の保釈金は、150万円から200万円、250万円くらいの範囲で決まるのが通常の相場です。何十億円と持っている人でも、裁判所はおそらく150万円から250万円、高くても300万円程度の保釈金で保釈を認めると思います。
保釈金の金額は、本人の資産よりも、その事件の相場や、執行猶予がつく見込みかどうかで、基本的に決まってきます。コカインの所持事件の中だと、250万円は結構高めの方です。なので、お金がないと思われたというより、むしろかなりお金を持っていると思われて250万円に設定された可能性すらあるのかな、という見方をお話ししました。
カルロス・ゴーンさんの事件のように、特殊な人の特殊な事件であれば、保釈金が何億円になることもあります。ただ、どこにでもあるような事件で、そういう金額になることは基本的にありません。保釈金の金額から、その人の資産がどれくらいあるのかは、正直分からないというのが答えになります。
3分ほどの短い動画です。よろしければご覧ください。
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弁護士 坂口靖
