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性犯罪とは|不同意性交・痴漢・盗撮など性犯罪の刑事事件

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性犯罪には、不同意性交等罪、不同意わいせつ罪、痴漢、盗撮、児童ポルノ事件など、さまざまな類型があります。

性犯罪の刑事事件でまず確認すべきこと

性犯罪には、不同意性交等罪、不同意わいせつ罪、痴漢、盗撮、児童ポルノ事件など、さまざまな類型があります。事件の内容によって、問題となる法律、逮捕の可能性、示談の進め方、処分の見通しは大きく変わります。

性犯罪では、供述の内容、被害者側への対応、スマートフォンや通信履歴などの証拠関係、示談の有無が重要になることがあります。逮捕されている場合だけでなく、在宅で呼出しを受けている段階でも、早めに現在地を整理することが大切です。

性犯罪には、不同意性交等罪、不同意わいせつ罪、痴漢、盗撮、児童ポルノ事件など、さまざまな類型があります。

これらの事件は、被害申告をきっかけに捜査が始まることも多く、逮捕、取調べ、勤務先や家族への影響、実名報道への不安など、生活全体に大きな影響が及ぶおそれがあります。

また、性犯罪は、早い段階での対応がその後の見通しに影響しやすい分野です。

供述の内容、被害者側への対応、示談の進め方、証拠関係の整理などによって、処分の見通しが変わることもあります。

そのため、性犯罪の刑事事件では、初動を誤らないことが重要です。

このページでは、性犯罪に関する主な事件の種類、逮捕や処分の流れ、弁護士ができることについて、全体像が分かるように整理しています。

千葉で性犯罪の刑事事件について不安を抱えている方や、ご家族が逮捕されて困っている方は、まず全体像を落ち着いてご確認ください。

性犯罪にはどのような事件があるのか

性犯罪といっても、その内容は一つではありません。

不同意性交等罪や不同意わいせつ罪のように重く扱われる事件だけでなく、電車内での痴漢、スマートフォンによる盗撮、SNSを通じた画像のやり取り、未成年者に関する画像事件など、態様は幅広く、それぞれ問題となる法律や争点も異なります。

近年は、性犯罪に関する法整備が進み、不同意を中心に捉える考え方や、盗撮等を直接処罰する法律が整えられています。

そのため、本人が軽く考えていた行為であっても、実際には重大な刑事事件として扱われることがあります。

性犯罪の主な類型

性犯罪には、不同意性交等罪、不同意わいせつ罪、痴漢事件、盗撮事件、児童ポルノ事件などがあります。

それぞれ、行為の内容、相手方の年齢、同意の有無、撮影や保存の有無、場所、証拠関係によって、問題となる罪名や見通しが変わります。

また、同じように見える事案でも、刑法上の犯罪として扱われるのか、性的姿態撮影等処罰法や迷惑防止条例違反として扱われるのかによって、手続や処分の見通しが異なることがあります。

まずは、何の事件として扱われているのか、どの法律が問題になっているのかを整理することが大切です。

性犯罪の主な類型
不同意性交等罪
同意しない意思形成等が困難な状態に乗じた性交等が問題となる場合があります
不同意わいせつ罪
性交等に至らないわいせつ行為が問題となる場合があります
痴漢事件
迷惑防止条例違反または不同意わいせつ等が問題となることがあります
盗撮事件
撮影行為・保存・送信等が法律や条例上の問題となることがあります
児童ポルノ事件
製造・提供・保管・送信等が問題となる場合があります

不同意性交等罪とは

不同意性交等罪は、暴行・脅迫、アルコールや薬物の影響、睡眠中であることなどにより、相手が同意しない意思を形成し、表明し、全うすることが困難な状態にあること等に乗じて性交等をした場合に問題となる犯罪です。

事案によっては、当事者間で認識の食い違いが生じやすく、供述の整理が極めて重要になります。

やり取りの履歴、当日の経過、関係性、事前事後の連絡内容、飲酒の状況、周囲の証言などが争点になることも少なくありません。

不同意性交等事件では、行為の有無だけでなく、同意に関する認識、相手方の状態、前後の言動、客観的証拠との整合性を慎重に確認する必要があります。

関連する事件については、千葉で不同意性交等事件を弁護士に相談するならも参考になります。

不同意わいせつ・わいせつ事件とは

性犯罪の中には、性交等に至らないわいせつ行為が問題となる事件もあります。

身体に触れる行為、押し倒す行為、衣服の中に手を入れる行為など、事案ごとに態様はさまざまです。

電車内、路上、職場、学校、知人宅、飲食店など、場所も限定されません。

この種の事件では、被害者供述のほか、防犯カメラ、目撃者、LINE等の履歴、現場の状況などが重要になることがあります。

否認事件では特に、早い段階で事実関係を丁寧に整理する必要があります。

不同意わいせつ事件については、千葉で不同意わいせつ事件として逮捕された場合の流れもあわせてご覧ください。

痴漢事件とは

痴漢事件は、通勤電車や駅構内だけでなく、商業施設、路上、エレベーターなどでも問題になります。

迷惑防止条例違反として扱われることもあれば、事案によっては不同意わいせつなど別の犯罪が問題になることもあります。

痴漢事件は、その場で取り押さえられて現行犯的に処理されることも多く、初動が非常に重要です。

現場での説明や、その後の供述によって、処分の方向が変わることがあります。

また、痴漢事件では、被害者の供述、防犯カメラ、目撃者、駅員や警察官への初期説明、スマートフォンの位置情報などが問題になることがあります。

盗撮事件とは

盗撮事件は、駅、商業施設、学校、職場、エスカレーター、トイレ、更衣室など、さまざまな場面で問題になります。

近年は、性的な姿態を撮影する行為等を処罰する法律が整備され、従来の条例違反だけではなく、法律上の犯罪として扱われる場面も広がっています。

スマートフォンや小型カメラの記録、保存データ、クラウド、送信履歴、削除履歴などが証拠として問題になることがあり、本人が思っている以上に捜査が広がることもあります。

盗撮事件では、撮影行為そのものだけでなく、画像や動画の保存、送信、提供、保管の有無も問題になることがあります。

そのため、事件後にデータを削除したり、端末を処分したりすると、証拠隠滅を疑われるおそれがあります。

児童ポルノ事件とは

児童ポルノ事件では、未成年者に関する画像や動画の製造、提供、保管、送信等が問題になります。

SNSやメッセージアプリを通じたやり取り、画像の保存、転送、共有などが問題化することがあります。

本人は軽い気持ちだったとしても、重大な事件として扱われやすい分野です。

とくに、相手が未成年である場合には、成人同士の事件とは異なる厳しい評価を受けることがあり、早急に対応方針を立てる必要があります。

未成年者に関する事件については、千葉で児童買春・児童ポルノ事件を弁護士に相談するならも参考になります。

性犯罪で逮捕されることはあるのか

性犯罪では、被害申告がされると、逮捕に至ることがあります。

現行犯での逮捕だけでなく、後日、防犯カメラや関係者の供述、通信履歴などをもとに通常逮捕されることもあります。

突然、自宅に警察が来る、出頭を求められた後に逮捕されるなど、予期しない形で身柄拘束に至ることもあります。

一方で、性犯罪だからといってすべての事件で逮捕されるわけではありません。

住所や勤務先が安定している、証拠が一定程度確保されている、呼出しに応じているなどの事情があれば、在宅事件として捜査が進むこともあります。

逮捕の流れについては、逮捕された方へも参考になります。

逮捕後の流れ

逮捕された場合、警察は逮捕から48時間以内に、釈放するか、検察官へ身柄を送るかを判断します。

検察官は、身柄を受け取ってから24時間以内、かつ逮捕から72時間以内に、勾留請求、起訴、釈放のいずれかを判断します。

勾留が認められると、原則として10日間、延長が認められるとさらに最大10日間、起訴前の身体拘束が続くことがあります。

性犯罪では、被害者への接触、証拠の削除、関係者への働きかけが疑われると、勾留が問題になりやすくなることがあります。

勾留については、勾留とはもあわせてご覧ください。

逮捕後の手続の流れ(目安)
逮捕
現行犯または通常逮捕による身柄拘束
48時間以内:警察の判断
釈放するか、検察官へ身柄を送るかを判断します
身柄受取から24時間以内・逮捕から72時間以内:検察官の判断
勾留請求・起訴・釈放のいずれかが判断されます
勾留(原則10日間、延長最大さらに10日間)
起訴前の身体拘束が続くことがあります。性犯罪では証拠隠滅等が疑われる場合に問題になりやすいことがあります
起訴・不起訴の判断
証拠関係や示談の有無等をふまえて検察官が判断します。事案によっては略式手続が問題になることもあります

在宅事件として進むこともあります

逮捕されなくても、在宅事件として捜査が進むことがあります。

在宅事件では、通常の生活を続けながら、警察や検察からの呼出しに応じて取調べを受けることになります。

もっとも、在宅だから安心というわけではありません。

呼出し、取調べ、送致、検察官による起訴・不起訴の判断へと進むことがあるため、早い段階で弁護士に相談することが重要です。

在宅事件については、在宅事件とはも参考になります。

逮捕事件と在宅事件の違い
逮捕事件(身柄事件)

逮捕・勾留による身柄拘束が生じます

家族・職場との連絡が制限されることがあります

逮捕から72時間以内に起訴・勾留等の判断がされます

接見禁止がつく場合は弁護士のみが面会できます

在宅事件

通常の生活を続けながら捜査が進みます

警察・検察の呼出しに応じて取調べを受けます

起訴・不起訴の判断まで時間がかかることがあります

在宅でも早い段階で弁護士に相談することが重要です

性犯罪では何が争点になりやすいのか

性犯罪では、単純に「やった」「やっていない」だけで終わらないことが多くあります。

同意の有無、行為の内容、接触の程度、撮影の態様、画像の保存状況、相手方との関係、事後のやり取りなど、多くの点が問題になります。

否認事件では、供述の一貫性や客観証拠との整合性が重要になります。

一方、認める事件では、どの範囲まで認めるのか、どのように反省や再発防止を示すのか、被害者側への対応をどう進めるのかが重要になります。

性犯罪は、どちらの立場であっても、早い段階で事実関係を整理することが重要な分野です。

取調べで注意すべきこと

性犯罪の取調べでは、行為の内容、相手方との関係、同意に関する認識、当日のやり取り、事前事後の連絡内容などが詳しく聴かれることがあります。

この場面では、焦って話を整えようとしすぎず、何が事実として言えるのか、何が記憶にないのか、何が推測なのかを分けて整理することが大切です。

また、被疑者には、自己の意思に反して供述する必要がないことが告げられます。

供述が書面にまとめられる場合には、その内容をよく確認し、話していないことが入っていないか、曖昧な部分が断定的に書かれていないか、自分の認識と異なる表現になっていないかを見る必要があります。

内容に納得できないまま署名押印をする必要はありません。

取調べについては、取調べを受ける方へも参考になります。

スマートフォンや通信履歴が問題になることがあります

性犯罪では、スマートフォン、SNS、メッセージアプリ、写真や動画、クラウドデータ、位置情報、通話履歴などが重要な証拠になることがあります。

不同意性交等や不同意わいせつでは、当事者間のやり取りや事前事後の連絡内容が問題になることがあります。

盗撮や児童ポルノ事件では、撮影データ、保存データ、送信履歴、削除履歴、クラウド上のデータなどが問題になることがあります。

事件後にデータを削除したり、端末を処分したりすると、証拠隠滅を疑われるおそれがあります。

不安がある場合でも、自己判断で証拠になり得るものを消したり、関係者と口裏合わせのような連絡をしたりすることは避けるべきです。

示談が重要になることがあります

被害者がいる性犯罪では、示談が重要な事情となることがあります。

示談では、謝罪、被害弁償、今後接触しないこと、処罰感情に関する意向などが問題になることがあります。

示談が成立し、被害者側が厳しい処罰を望まない意思を示している場合には、起訴猶予や量刑を考えるうえで有利な事情になることがあります。

もっとも、示談が成立すれば必ず不起訴になるわけではありません。

事件の内容、被害の程度、証拠関係、前科前歴、本人の反省、再発防止策なども総合的に見られます。

示談については、示談を考える方へもご覧ください。

示談と処分の関係
示談交渉謝罪・被害弁償等
示談成立被害者側の意向確認
起訴猶予・量刑上の
有利な事情となる可能性があります
※示談が成立した場合でも、必ず不起訴になるわけではありません。事件の内容、被害の程度、証拠関係、前科前歴、本人の反省、再発防止策なども総合的に判断されます。

被害者に直接連絡してよいのか

性犯罪の事件で、謝罪したい、話し合いたい、示談したいと考えることはあります。

しかし、本人やご家族が直接被害者に連絡することには注意が必要です。

謝罪や弁償のつもりであっても、被害者側にとっては不安や圧力と受け取られることがあります。

また、被害届を取り下げてほしい、警察に話さないでほしいと受け取られるような連絡は、証拠隠滅や働きかけを疑われるおそれがあります。

性犯罪では、被害者の心情やプライバシーへの配慮が特に重要です。

被害者対応を考える場合には、感情だけで動かず、弁護士を通じて慎重に進めることが大切です。

不起訴を目指せることはあるのか

性犯罪でも、不起訴になることはあります。

たとえば、犯罪の嫌疑を立証する証拠が不十分な場合、客観証拠と供述が合わない場合、示談や被害回復が進み、起訴猶予が相当と判断される場合などです。

もっとも、性犯罪だから軽い、初犯だから大丈夫という単純なものではありません。

事件の内容、被害者の年齢、行為態様、被害者側の意向、示談の有無、前科前歴、反省や再発防止策などを総合して判断されます。

不起訴を目指す場合には、事実関係の整理、取調べ対応、示談の可能性、再発防止策を早い段階で検討することが重要です。

不起訴については、不起訴を目指す方へも参考になります。

前科がつくのはどのような場合か

前科がつくのは、有罪判決を受けた場合や、略式命令による罰金などの刑事処分が確定した場合です。

不起訴で終われば、通常、その事件について前科はつきません。

性犯罪では、前科がつくかどうかだけでなく、勤務先、資格、家族関係、学校、報道、今後の生活への影響も問題になることがあります。

そのため、前科を避けたい、仕事や生活への影響を抑えたいと考える場合には、早い段階で対応を整理することが大切です。

起訴された場合の流れ

性犯罪で起訴された場合には、事件の内容に応じて、正式な公判手続に進むことがあります。

盗撮や痴漢の一部では略式手続が問題になることもありますが、不同意性交等罪など重大な事件では、公開の法廷で審理されることになります。

起訴後は、公判で何を認め、何を争うのか、証拠をどう見るのか、示談や再発防止策をどう位置づけるのかが重要になります。

身柄拘束が続いている場合には、保釈を請求できる場面もあります。

起訴後の流れについては、起訴された方へも参考になります。

ご家族が性犯罪で逮捕されたときに大切なこと

ご家族が突然逮捕された場合、何が起きているのか分からず、本人とも連絡が取りにくく、不安が非常に大きくなることがあります。

しかし、この段階で大切なのは、感情的に動くことではなく、まず現在の手続の段階を確認することです。

どこの警察署にいるのか、何の容疑なのか、逮捕された日時、接見禁止の有無、勾留の可能性、今後の見通しを順番に整理する必要があります。

性犯罪では、ご家族が善意で本人に助言しようとしても、それがかえって不利に働くおそれがあります。

供述や被害者側への対応に関わる点は、早い段階で弁護士を通じて整理することが重要です。

ご家族の対応については、家族が逮捕された方へも参考になります。

性犯罪で弁護士ができること

性犯罪の刑事事件では、弁護士が早期に関与することで、その後の対応や見通しに違いが生じることがあります。

まず重要なのは、取調べへの対応を整理することです。

何をどのように話すかによって、その後の手続に影響が及ぶことがあります。

安易な説明や、その場しのぎの供述は、後から不利に働く可能性があります。

また、被害者がいる事件では、適切な形で示談交渉を進めることが大切です。

本人やご家族が直接連絡を取ると、かえって問題が複雑になることもあります。

弁護士を通じて進めることで、接触方法や伝え方を整理しながら対応しやすくなります。

さらに、勾留を避けるための意見書提出、早期釈放に向けた活動、家族との連絡調整、勤務先への影響を見据えた助言、再発防止策の整理など、事件の内容に応じて必要となる対応はさまざまです。

性犯罪では、処分だけでなく、その後の生活への影響も見据えた対応が重要になります。

弁護士ができること(性犯罪事件)
取調べ対応の整理
何をどのように話すかを事前に整理し、供述調書の内容確認をサポートします
示談交渉
被害者への適切なアプローチ方法を整理し、弁護士を通じて進めます
勾留回避・早期釈放
意見書の提出や早期釈放に向けた活動が問題になることがあります
生活・仕事への影響の整理
勤務先や家族関係への影響を踏まえた対応を一緒に整理します
再発防止策の整理
処分を考えるうえで必要な再発防止策を具体的に整えます

弁護士坂口靖が性犯罪事件で大切にしていること

性犯罪事件では、事実関係の整理、被害者側への配慮、取調べ対応、示談、生活への影響を一体として考える必要があります。

否認している事件では、客観証拠と供述の整合性を慎重に確認し、認める事件では、被害者対応や再発防止策を具体的に整えることが重要です。

また、性犯罪では、逮捕や報道、勤務先への影響、家族関係への影響など、刑事処分以外の不安も大きくなりやすい分野です。

そのため、今どの段階にあり、何を優先すべきかを早い段階で整理することが大切です。

当事務所の解決実績では、刑事事件の対応実績や早期釈放に関する実績を確認できます。相談前に弁護士の対応姿勢や刑事事件への取組みを確認したい方は、あわせてご覧ください。

千葉で性犯罪の刑事事件にお困りの方へ

千葉で性犯罪の刑事事件に直面した場合、早い段階で全体像を把握し、適切に対応することが重要です。

性犯罪は、逮捕の有無だけでなく、取調べ、示談、処分、仕事や家族への影響まで含めて考える必要がある事件です。

とくに、刑事事件では初動対応が重要です。

まだ逮捕されていない段階でも、呼出しを受けた、被害申告をされた可能性がある、スマートフォンの内容が問題になる可能性がある、そのような段階から相談しておくことには意味があります。

性犯罪の事件は、事案ごとに見通しも必要な対応も大きく異なります。

千葉で刑事事件の弁護士を探している方や、ご家族が不安を抱えている方は、できるだけ早い段階でご相談ください。

性犯罪で大切なのは、早い段階で現在地をつかむことです

性犯罪という言葉を聞くと、それだけで強い不安に包まれてしまう方は少なくありません。

しかし、実際には、被害申告の段階なのか、在宅で捜査が進んでいるのか、逮捕が問題になっているのか、示談を考えるべき段階なのか、起訴後の対応を考える段階なのかによって、取るべき対応は変わります。

大切なのは、今の段階、争点、証拠関係、被害者対応の必要性を順番に整理し、その時点で必要な対応を整えていくことです。

その積み重ねが、その後の見通しを考える土台になります。

性犯罪に関するよくある質問

Q 性犯罪にはどのような事件がありますか?

A 不同意性交等罪、不同意わいせつ罪、痴漢、盗撮、児童ポルノ事件などがあります。事件の内容によって、問題となる法律や争点、処分の見通しは異なります。

Q 性犯罪では必ず逮捕されますか?

A 必ず逮捕されるわけではありません。性犯罪では逮捕に至ることもありますが、在宅事件として捜査が進むこともあります。ただし、逮捕されていない場合でも、呼出し、取調べ、送致、起訴判断へと進むことがあるため、早い段階で対応を整理することが重要です。

Q 不同意性交等罪とは何ですか?

A 暴行・脅迫、アルコールや薬物の影響、睡眠中であることなどにより、相手が同意しない意思を形成し、表明し、全うすることが困難な状態にあること等に乗じて性交等をした場合に問題となる犯罪です。

Q 不同意わいせつ事件では何が争点になりますか?

A 行為の有無、接触の内容、相手方の状態、同意の有無、前後のやり取り、防犯カメラや目撃者の有無などが問題になります。否認事件では、供述と客観証拠の整合性が特に重要です。

Q 痴漢事件は条例違反だけですか?

A 事案によります。迷惑防止条例違反として扱われることもありますが、接触の態様や状況によっては、不同意わいせつなど別の犯罪が問題になることもあります。

Q 盗撮事件では何が証拠になりますか?

A スマートフォンや小型カメラの記録、保存データ、クラウド、送信履歴、防犯カメラ、現場状況などが証拠になることがあります。データを削除したり端末を処分したりすると、証拠隠滅を疑われるおそれがあります。

Q 性犯罪では示談が重要ですか?

A 被害者がいる事件では、示談が重要な事情となることがあります。もっとも、本人やご家族が直接連絡を取ると、かえって問題が複雑になるおそれもあります。示談の可否や進め方は事案によって異なるため、慎重に対応する必要があります。

Q 示談すれば必ず不起訴になりますか?

A 必ず不起訴になるわけではありません。ただし、示談が成立し、被害者側が厳しい処罰を望まない意思を示している場合には、起訴猶予や量刑を考えるうえで有利な事情になることがあります。

Q 被害者に直接謝罪や連絡をしてもよいですか?

A 慎重に考える必要があります。謝罪や弁償のつもりでも、被害者側にとっては不安や圧力と受け取られることがあります。被害者対応は、弁護士を通じて慎重に進めることが望ましい場合があります。

Q 否認している場合でも弁護士に相談した方がよいですか?

A はい。否認している事件でも、早い段階で弁護士に相談することは重要です。性犯罪では、供述の内容や客観的証拠との整合性が重要になることがあり、初期対応がその後の見通しに影響することがあります。

Q 取調べでは何に気をつければよいですか?

A 何が事実として言えるのか、何が記憶にないのか、何が推測なのかを分けて整理することが大切です。供述調書の内容をよく確認し、納得できないまま署名押印しないことも重要です。

Q 在宅事件なら安心してよいですか?

A 安心とはいえません。在宅事件でも、警察や検察の呼出し、取調べ、送致、起訴・不起訴の判断へと進むことがあります。逮捕されていない段階でも、早めに対応を整理することが大切です。

Q 家族が性犯罪で逮捕された場合、家族は何をすればよいですか?

A まずは、どこの警察署で、どのような手続段階にあるのかを確認し、本人と直接連絡が取りにくい場合には、接見の可否や今後の見通しを整理することが大切です。ご家族がよかれと思って本人に助言したことが不利に働くおそれもあるため、早めに弁護士を通じて対応を考えることが重要です。

Q まだ逮捕されていない段階でも相談できますか?

A 可能です。呼出しを受けた、被害申告をされた可能性がある、スマートフォンの内容が問題になる可能性があるといった段階でも、早めに相談しておくことで、その後の対応を落ち着いて整理しやすくなります。

プロスペクト法律事務所の弁護士坂口靖

弁護士 坂口 靖

プロスペクト法律事務所 /千葉県弁護士会所属

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