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自宅捜索を受けたらどうすればよいか

自宅の玄関近くで書類を確認する人物の手元と、机に置かれたスマートフォンのイメージ

朝や夜に突然警察官が自宅に来て、「捜索をします」と言われたら、多くの方は強い不安を感じると思います。何を見られるのか、何を持っていかれるのか、その場で逮捕されるのか、家族や近所、勤務先に知られてしまうのか、短い時間でさまざまな心配が出てくるはずです。

自宅捜索は、刑事事件の証拠を確保するために行われる強制的な手続です。本人が同意していない場合でも、法律上の根拠に基づいて行われることがあります。そのため、感情的に拒んだり、力ずくで止めようとしたりすると、かえって状況が悪くなるおそれがあります。

もっとも、捜索を受ける側にも確認すべきことがあります。令状の内容、捜索の対象、差し押さえられた物、警察官から求められた説明、取調べにつながる可能性などを落ち着いて整理することが大切です。

このページでは、千葉で自宅捜索を受けた方やそのご家族に向けて、まず確認すべきこと、やってはいけないこと、その後の流れを整理します。

自宅捜索とは何か

自宅捜索とは、刑事事件の証拠を探すために、警察などの捜査機関が自宅に立ち入り、部屋、収納、机、パソコン、スマートフォン、書類、所持品などを確認する手続です。

多くの場合、捜索差押許可状という令状に基づいて行われます。捜索や差押えは、住居、財産、プライバシーに大きく関わる手続であるため、捜査機関が自由に何でもできるというものではありません。

令状には、捜索すべき場所や差し押さえるべき物などが記載されています。捜索の対象は、事件の内容によって異なります。

たとえば、薬物事件であれば薬物や使用器具、スマートフォン、メッセージのやり取りなどが問題になることがあります。盗撮や児童ポルノ、サイバー犯罪では、スマートフォン、パソコン、記録媒体、クラウドサービスとの関係が問題になることがあります。横領や詐欺では、通帳、契約書、領収書、メモ、パソコン内のデータなどが確認されることがあります。

まず令状を確認することが大切です

自宅捜索を受けたときは、まず捜索差押許可状を確認することが大切です。通常、捜査機関は令状を示して捜索を始めます。

確認したいのは、捜索の対象となる場所、差し押さえるべき物、被疑事実、罪名、有効期間などです。難しい言葉が並んでいてすぐには理解できないこともありますが、何の事件で、どこを、何を対象に捜索されているのかを把握することが重要です。

令状には、期間経過後は執行に着手できないことや、令状を返還しなければならないことなどが記載されていることがあります。細かい内容まですぐに判断できなくても、令状を見せられたか、どのような内容だったかを覚えておくことが大切です。

その場で令状の内容に疑問があっても、強引に捜索を止めようとするのは避けるべきです。後から争うべき点がある場合には、令状の内容、捜索の経過、差押えられた物、警察官とのやり取りを整理して、弁護士に確認することが大切です。

家族や同居人は立ち会えるのか

人の住居で捜索が行われる場合、住居主やこれに代わる人が立ち会うことがあります。本人が不在のときに家族や同居人が対応する場面もあります。

家族が立ち会う場合には、感情的に止めようとするのではなく、令状の内容、捜索された場所、差し押さえられた物、警察官から言われたことをできる範囲で確認してください。

その場で法律的に正しいかどうかを判断することは難しいことがあります。無理に捜索を妨げるのではなく、後から確認できるように、時間、人数、警察署名、差押目録の内容などを整理しておくことが大切です。

自宅捜索で差し押さえられるもの

自宅捜索では、事件に関係すると判断された物が差し押さえられることがあります。差押えの対象になる物は、事件の種類によって大きく異なります。

スマートフォン、パソコン、タブレット、USBメモリ、外付けハードディスク、SDカード、通帳、印鑑、契約書、領収書、メモ、薬物、器具、衣類、車両に関する資料などが問題になることがあります。

特に最近の刑事事件では、スマートフォンやパソコンの中のデータが重要になることがあります。写真、動画、メッセージ、検索履歴、位置情報、送金履歴、SNSのやり取りなどが捜査の対象になることがあります。

電子機器が対象になる場合、端末そのものが差し押さえられることもあれば、データを複写したうえで記録媒体が差し押さえられることもあります。どのような形で押収されたのかは、後で確認できるようにしておく必要があります。

押収目録を確認する

物が差し押さえられた場合、捜査機関は押収した物の目録を作成し、所有者や所持者などに交付します。これが、後から何を持っていかれたのかを確認する重要な資料になります。

差押目録や押収目録を受け取ったら、差し押さえられた物の名称、数量、特徴、端末の種類、通帳やカードの内容などを確認してください。実際に持っていかれた物と目録の記載が大きく違うと感じる場合には、その点も記録しておくとよいでしょう。

仕事や生活に必要な物が差し押さえられた場合には、返還の見通しや代替手段についても検討が必要です。特に、仕事用のスマートフォンやパソコン、通帳、印鑑、業務資料などが押収された場合には、生活や仕事への影響が大きくなることがあります。

差し押さえられた物は返ってくるのか

差し押さえられた物が返ってくるかどうかは、事件との関係、証拠としての必要性、捜査や裁判の進み方によって変わります。すぐに返ってくるとは限りません。

一方で、留置しておく必要がなくなった押収物については、事件の終結を待たずに返還が問題になることがあります。生活や仕事に必要な物が押収されている場合には、どの物が必要なのか、証拠としての必要性が残っているのか、返還を求められる状況なのかを整理する必要があります。

ただし、事件に関係する重要な証拠と見られている場合には、一定期間返還されないこともあります。返還を求める場合でも、感情的に返してほしいと求めるだけでなく、具体的にどの物がなぜ必要なのかを整理することが大切です。

スマートフォンやパソコンの対応で注意すべきこと

自宅捜索では、スマートフォンやパソコンの提出を求められることがあります。端末そのものが差し押さえられることもあれば、データの確認や複製が問題になることもあります。

このとき、焦ってデータを削除したり、端末を隠したり、初期化しようとしたりすることは避けてください。証拠隠滅を疑われ、逮捕や勾留の判断に影響するおそれがあります。

一方で、警察官からパスコードやアカウント情報、クラウドサービスへのアクセスについて尋ねられることがあります。その場でどこまで応じるべきかは、事件の内容や状況によって変わります。自分に不利な説明を求められているのか、単に端末の所有者確認なのか、任意の協力を求められているのかを整理する必要があります。

判断に迷う場合には、すぐに弁護士に連絡できるか確認してください。捜索中のやり取りが、その後の取調べや供述調書につながることもあります。

任意提出を求められた場合

自宅捜索の場面では、令状による差押えだけでなく、任意提出を求められることがあります。任意提出とは、所有者や所持者が自分の意思で物を提出する形をとるものです。

ただし、捜索中の状況では、実際には強い心理的圧力を感じることがあります。そのため、「任意」と言われても、何を求められているのか、提出するとどう扱われるのか、返還の見通しはどうかを確認することが大切です。

提出に関する書類へ署名を求められることもあります。内容を十分に確認しないまま署名すると、後で「任意に提出した」と扱われることがあります。判断に迷う場合には、弁護士に相談したいと伝えることも検討してください。

その場で説明を求められたらどうするか

自宅捜索中に、警察官から「これは何ですか」「誰の物ですか」「このスマホは使っていますか」などと聞かれることがあります。

単なる確認のように見えても、その回答が後の取調べや供述調書で問題になることがあります。あいまいな記憶なのに断定的に答えたり、焦って事実と違う説明をしたりすると、後から修正が難しくなる場合があります。

被疑者には、自己の意思に反して供述する必要がないという権利があります。すべての質問に必ず答えなければならないわけではありません。分からないことは分からない、記憶があいまいなことはあいまいだと伝えることが大切です。

もっとも、何でも拒否すればよいという単純な話でもありません。認めるべき事実、争うべき事実、分からないこと、今は答えられないことを整理する必要があります。取調べへの対応が不安な方は、千葉の刑事事件で取調べが不安な方へのページも確認してください。

やってはいけないこと

自宅捜索を受けたときに、やってはいけないことがあります。まず、捜索を力ずくで止めようとすることは避けるべきです。警察官を押し返したり、物を取り返そうとしたりすると、公務執行妨害など別の問題が生じるおそれがあります。

次に、証拠になりそうな物を隠す、壊す、捨てる、データを削除する、家族に隠すよう頼むといった行動も避けるべきです。本人が自分の事件に関する物を隠す場合、刑法上の証拠隠滅罪の成否については個別の検討が必要ですが、少なくとも逮捕や勾留、供述の信用性に大きく影響するおそれがあります。

また、家族や同居人に証拠を隠すよう頼んだり、口裏合わせを求めたりすることも危険です。家族や同居人が他人の刑事事件に関する証拠を隠すと、証拠隠滅等が問題になることがあります。

親族による証拠隠滅については、刑が免除される場合があるという規定があります。しかし、これは「証拠を隠してよい」という意味ではありません。捜査や身柄拘束、事件の見通しに重大な影響を与える可能性がありますので、家族であっても証拠を隠す行為は避けるべきです。

自宅捜索を受けた直後は、強い不安から何とか隠したい、早く終わらせたいと思ってしまうものです。しかし、その場の焦りで動くほど、後から不利になることがあります。

自宅捜索の後に逮捕されることはあるのか

自宅捜索を受けたからといって、必ず逮捕されるわけではありません。捜索だけが行われ、その後は在宅事件として警察から呼び出しを受ける場合もあります。

一方で、捜索の結果、事件に関係する物が見つかった場合や、証拠隠滅のおそれ、逃亡のおそれがあると判断された場合などには、その場や後日に逮捕されることがあります。

通常逮捕では、罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があり、逮捕の必要性がある場合に、裁判官の発付する逮捕状に基づいて逮捕されます。自宅捜索の結果やその場での対応が、逮捕や勾留の判断に影響することもあります。

特に、薬物事件、盗撮や児童ポルノに関する事件、詐欺、横領、組織的な事件、複数の関係者がいる事件では、捜索と逮捕が近いタイミングで問題になることがあります。

逮捕後の流れについては、千葉で刑事事件により逮捕された方へのページで詳しく整理しています。

逮捕された場合の時間制限

自宅捜索の後に逮捕された場合、刑事手続は短い時間で進みます。警察は、逮捕後一定の時間内に、本人を釈放するか、検察官へ送致するかを判断します。

その後、検察官が勾留請求をするかどうかを判断し、裁判官が勾留を認めるかどうかを判断します。勾留されると、仕事、学校、家庭生活への影響が大きくなります。

そのため、自宅捜索の後に本人が逮捕された場合には、どこの警察署にいるのか、どのような容疑なのか、勾留される可能性があるのかを早急に確認することが大切です。

家族や同居人はどう対応すべきか

自宅捜索は、本人だけでなく家族や同居人にも大きな負担になります。突然警察官が自宅に来て、部屋や物を確認されるため、家族も強い不安を感じると思います。

家族や同居人がまず意識すべきなのは、感情的に止めようとしないことです。大声で抗議したり、警察官の前で本人を責めたり、証拠になりそうな物を隠そうとしたりすると、かえって問題が大きくなるおそれがあります。

家族ができることは、令状の内容、捜索が行われた時間、来た警察署、差し押さえられた物、警察官から言われたこと、本人が連れて行かれたのかどうかを整理することです。

もし本人が逮捕された場合には、どこの警察署にいるのか、接見できるのか、今後の勾留の見通しはどうかを確認する必要があります。一定のご家族は、本人とは別に弁護人を選任できる場合があります。

弁護士は、身体を拘束されている本人と立会人なしで接見し、取調べへの対応、家族への連絡、釈放に向けた事情の整理を行うことができます。家族が逮捕された場合の対応については、家族が逮捕されたらのページも参考になります。

自宅捜索と会社・学校への影響

自宅捜索が行われても、それだけで直ちに会社や学校へ知られるとは限りません。ただし、近隣住民に見られた場合、本人が逮捕された場合、差し押さえによって仕事や学校生活に支障が出た場合には、会社や学校への影響が問題になることがあります。

特に、仕事用のスマートフォンやパソコン、業務資料が差し押さえられた場合には、勤務先への説明が必要になることがあります。学生の場合でも、登校できない、学校から連絡が来る、学校関係者が事件に関わっているといった事情があると、学校対応が問題になります。

会社や学校への影響を抑えたい場合は、会社・学校に知られたくない方へのページも確認してください。

自宅捜索と実名報道の不安

自宅捜索を受けると、「報道されるのではないか」と不安になる方もいます。自宅捜索だけで必ず実名報道されるわけではありませんが、事件の内容、社会的関心、逮捕の有無、本人の立場などによって報道リスクが問題になることがあります。

薬物事件、重大な性犯罪、児童に関わる事件、詐欺事件、組織的な事件、公務員や教員など社会的立場がある方の事件では、報道への不安が強くなることがあります。

実名報道を完全に防ぐ方法があるとは限りませんが、逮捕や勾留を避ける対応、早期釈放、不起訴、示談、取調べ対応などを早めに整理することで、生活への影響を抑えられる場合があります。

実名報道が不安な場合は、実名報道を避けたい方へのページも参考になります。

自宅捜索後の取調べに注意する

自宅捜索の後、警察から呼び出しを受けたり、その場で警察署に同行を求められたりすることがあります。捜索で見つかった物について、取調べで説明を求められることもあります。

このとき、自分に不利なことを無理に話す必要はありません。黙秘権がありますし、供述調書の内容を確認し、納得できない場合には署名押印しないという判断が問題になることもあります。

一方で、何も考えずに全てを拒めばよいという単純な話でもありません。認めるべき事実、争うべき事実、分からないこと、記憶があいまいなことを分けて整理する必要があります。

捜索後の取調べは、その後の逮捕、勾留、不起訴、起訴の判断に関係することがあります。早い段階で弁護士に相談し、どのように説明するかを整理することが大切です。

不起訴を目指すために考えること

自宅捜索を受けた事件でも、不起訴を目指せるかどうかは、事件の内容によって異なります。捜索で何が見つかったのか、証拠との関係、被害者の有無、本人の認否、前科前歴、事件後の対応などが問題になります。

被害者がいる事件では、謝罪、被害弁償、示談が重要になることがあります。被害者がいない事件では、再発防止策、通院や生活環境の改善、家族の監督体制などが問題になることがあります。

不起訴を目指す場合には、捜索で押収された証拠に対してどう説明するのか、どのような反省や再発防止策を示せるのか、検察官にどのような資料を提出できるのかを考える必要があります。

不起訴を目指す対応については、千葉で不起訴を目指す方へのページも参考になります。

自宅捜索を受けたら早めに状況を整理する

自宅捜索を受けた直後は、何が起きているのか分からず、不安や混乱が大きくなります。しかし、この段階で感情的に動くと、証拠隠滅を疑われたり、取調べで不利な供述をしてしまったりするおそれがあります。

まずは、令状の内容、捜索された場所、差し押さえられた物、押収目録の内容、警察官から言われたこと、任意提出を求められた物、本人が逮捕されたかどうか、今後呼び出しがあるかどうかを整理してください。

自宅捜索は、事件がすでに一定程度進んでいることを示す場面でもあります。だからこそ、軽く考えず、かといって必要以上に悲観しすぎず、次に何を確認すべきかを早めに整理することが大切です。

千葉で自宅捜索を受けた方へ

自宅捜索を受けた場合、令状、差押え、押収目録、スマートフォンやパソコン、任意提出、取調べ、逮捕、会社や学校への影響など、短い時間で多くの問題が起こります。

捜索を受けたからといって、必ず逮捕されるわけでも、必ず起訴されるわけでもありません。一方で、証拠の内容やその後の対応によっては、身柄拘束や刑事処分の見通しが大きく変わることがあります。

千葉で自宅捜索を受け、不安を感じている方は、まず現在の状況を整理することが大切です。令状の内容、差し押さえられた物、警察からの説明、今後の呼び出しや逮捕の可能性を確認し、思い込みで動かないようにしましょう。

自宅捜索を受けた方のよくある質問

自宅捜索を受けたら、まず何を確認すべきですか?

まずは、捜索差押許可状の内容を確認してください。捜索の対象となる場所、差し押さえるべき物、被疑事実、罪名、令状の有効期間などを確認することが大切です。あわせて、差し押さえられた物、押収目録、警察官から言われたこと、任意提出を求められた物を整理しておきましょう。

令状がないのに自宅を捜索されることはありますか?

自宅捜索は、通常は裁判官の令状に基づいて行われます。ただし、逮捕に伴う捜索など、法律上、令状なしで行われる場面が問題になることもあります。その場で判断が難しい場合には、後から捜索の根拠や経過を弁護士に確認することが重要です。

自宅捜索は拒否できますか?

令状に基づく捜索の場合、本人が拒否しても手続が進められることがあります。力ずくで止めようとすると、公務執行妨害など別の問題が生じるおそれがあります。疑問がある場合でも、その場で暴力的に抵抗せず、令状の内容や捜索の経過を記録し、後で弁護士に確認することが大切です。

押収目録とは何ですか?

押収目録とは、捜査機関が差し押さえた物を記載した書面です。何を持っていかれたのかを後から確認する重要な資料になります。スマートフォン、パソコン、通帳、書類などが押収された場合には、目録の内容を確認して保管しておくことが大切です。

差し押さえられた物は返ってきますか?

返ってくるかどうかは、事件との関係や証拠としての必要性によって変わります。留置しておく必要がなくなった物については返還が問題になることがありますが、重要な証拠と見られている場合には、一定期間返還されないこともあります。

自宅捜索でスマートフォンやパソコンは差し押さえられますか?

事件の内容によっては、スマートフォン、パソコン、タブレット、USBメモリ、外付けハードディスクなどが差し押さえられることがあります。写真、動画、メッセージ、SNS、検索履歴、位置情報などが問題になる場合もあります。

パスコードや暗証番号を聞かれたら答えるべきですか?

どこまで応じるべきかは、事件の内容や状況によって変わります。任意の協力を求められているのか、所有者確認なのか、自分に不利な説明を求められているのかを整理する必要があります。判断に迷う場合は、弁護士に相談したいと伝えることも検討してください。

自宅捜索の途中でデータを消してもよいですか?

データを削除したり、端末を初期化したり、物を隠したりすることは避けるべきです。証拠隠滅を疑われ、逮捕や勾留の判断に影響するおそれがあります。焦って消すのではなく、何を見られているのか、何を差し押さえられたのかを整理してください。

家族が証拠を隠した場合、親族だから問題ありませんか?

親族による証拠隠滅については、刑が免除される場合があるという規定があります。しかし、これは証拠を隠してよいという意味ではありません。捜査や身柄拘束、事件の見通しに重大な影響を与える可能性がありますので、家族であっても証拠を隠す行為は避けるべきです。

任意提出を求められた場合、応じるべきですか?

任意提出は、自分の意思で物を提出する形をとる手続です。ただし、捜索中は心理的な圧力を感じやすいため、何を提出するのか、提出するとどう扱われるのか、返還の見通しはどうかを確認することが大切です。署名を求められた場合も、内容をよく確認してください。

自宅捜索の後に逮捕されることはありますか?

あります。自宅捜索を受けたからといって必ず逮捕されるわけではありませんが、捜索の結果や事件の内容によっては、その場や後日に逮捕されることがあります。逮捕されていない場合でも、後日警察から呼び出しを受けることがあります。

家族は自宅捜索中に何をすればよいですか?

家族は、感情的に止めようとせず、捜索の時間、来た警察署、令状の内容、差し押さえられた物、押収目録、警察官から言われたこと、本人が連れて行かれたかどうかを整理してください。証拠を隠す、本人と口裏合わせをする、警察官に強く抵抗することは避けるべきです。

自宅捜索を受けたことは会社や学校に知られますか?

自宅捜索を受けただけで必ず会社や学校に知られるわけではありません。ただし、本人が逮捕された場合、仕事や学校に必要な物が差し押さえられた場合、近隣や関係者から伝わる場合、実名報道された場合には、会社や学校への影響が問題になることがあります。

自宅捜索を受けたら不起訴は難しいですか?

自宅捜索を受けたからといって、必ず起訴されるわけではありません。不起訴を目指せるかどうかは、捜索で何が見つかったのか、事件の内容、証拠関係、被害者の有無、本人の認否、事件後の対応などによって変わります。

千葉で自宅捜索を受けた場合、弁護士にいつ相談すべきですか?

できるだけ早い段階で相談することが重要です。捜索後は、取調べ、逮捕、勾留、差押物の返還、会社や学校への影響など、短い時間で多くの問題が出てきます。令状の内容、差し押さえられた物、押収目録、警察からの説明を整理したうえで、早めに今後の対応を確認しましょう。

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弁護士 坂口 靖

プロスペクト法律事務所 / 千葉県弁護士会所属

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