11/7new!Youtube更新 名古屋主婦殺害事件『自首』は成立?弁護士が解説

煉獄コロアキさん 名誉毀損で逮捕|表現の自由との関係を弁護士が解説(プロスペクト法律事務所)

報道の概要

YouTuberの煉獄コロアキさんが、名誉毀損の疑いで逮捕されました。
報道によると、劇場チケットの不正転売をしている人物を取り押さえる企画の中で、誤って関係のない人を撮影し、動画を公開してしまったとされています。
その結果、全く無関係の人物を「不正転売者」と印象づけた内容になり、名誉毀損の容疑がかけられたとみられます。

事件の背景と問題点

煉獄コロアキさんは、いわゆる「逮捕系YouTuber」として活動していました。
犯罪行為を行う人物を現行犯逮捕する様子を動画で発信し、注目を集めていたのです。
しかし、今回は人違いによる誤認が生じ、結果として表現行為が名誉毀損に該当したとされています。
つまり、動画配信という手段が、他者の社会的評価を損なう結果につながってしまったのです。

名誉毀損罪の法的な位置づけ

名誉毀損罪は、人の社会的評価を不当に下げる表現を行った場合に成立します。
そのため、表現行為が問題となることが多く、「表現の自由」とのバランスが特に重要です。
さらに、逮捕や勾留は逃亡や証拠隠滅の恐れがある場合に限られます。
したがって、今回のように報道目的や表現活動が絡む場合には、慎重な判断が求められるといえます。

逮捕・勾留の必要性について

今回の件では、動画はすでに公開済みで、証拠隠滅の可能性は低いと考えられます。
また、名誉毀損は罰金刑で終わるケースも多く、身柄拘束の必要性は高くありません。
それにもかかわらず逮捕に踏み切った点は、慎重に検討されるべきだといえます。

弁護士の見解

名誉毀損罪は表現の自由に深く関係する犯罪です。
したがって、逮捕や勾留といった身柄拘束は、よほどの事情がある場合を除き、抑制的であるべきです。
今回の事件では、今後の勾留判断や処分の行方に注目が集まります。

千葉県弁護士会所属 弁護士 坂口靖

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