住居侵入で不安を抱えている方へ
千葉で住居侵入の疑いをかけられ、不安を抱えている方の中には、「逮捕されるのか」「前科がつくのか」「今後どうなるのか」と心配されている方もいらっしゃると思います。
住居侵入は、相手方の意思に反して住居や建物に立ち入ったとされる場合に問題となることがある犯罪です。本人としては、話をするために行っただけ、短時間立ち入っただけという認識であっても、立ち入った場所の性質や管理状況、その場でのやり取りなどによっては、刑事事件として扱われることがあります。
また、最初は中に入る理由があったとしても、帰るように求められたのにそのまま残ったことが問題となる場合もあります。何が問題とされているのかは、当時の経緯や相手方との関係、立ち入った場所の状況によって変わるため、早い段階で事実関係を整理することが大切です。
住居侵入とは
住居侵入は、正当な理由がないのに、人の住居や人が管理している建物などに立ち入ったとされる場合に問題となる犯罪です。住居侵入とあわせて、不退去といって、退去を求められたのにその場から立ち去らなかったことが問題になる場合もあります。
ただし、すべての立入りが直ちに犯罪になるわけではありません。実際には、その場所がどのような性質の場所だったのか、管理者や居住者の意思に反していたのか、どのような経緯でその場に至ったのかなどを、具体的に確認する必要があります。
住居侵入で問題になりやすい場面
住居侵入が問題になりやすいのは、交際関係や家族関係をめぐるトラブル、別居後の立入り、退去を求められた後の居残り、店舗や施設の管理された場所への立入りなどの場面です。
もっとも、本人としては入ってよいと思っていた、以前は自由に出入りしていた、呼ばれたと思っていたなど、認識にずれがあることも少なくありません。そのため、当時のメッセージ、通話履歴、インターホンや防犯カメラの映像、同行者の有無などを丁寧に確認し、客観的な事情を整理することが重要です。
逮捕された場合の流れ
住居侵入で逮捕された場合、警察は法律上の時間制限の中で手続を進めます。逮捕後は、警察が身柄を検察官に送るか、釈放するかを判断し、その後、検察官が勾留を請求するか、起訴するか、釈放するかを判断していきます。
勾留が認められると、原則として10日間、さらに必要があると判断された場合には延長されることがあります。住居侵入は比較的軽く受け止められがちな面もありますが、事案によっては身柄拘束が続くことがあり、仕事や家庭に与える影響も小さくありません。
取調べで大切になること
取調べでは、その場の雰囲気に流されて、十分に整理しないまま話してしまうことがあります。しかし、あとで調書として残る以上、どのような認識でその場に行ったのか、相手方との関係はどうだったのか、立入りについてどのようなやり取りがあったのかを慎重に整理する必要があります。
住居侵入では、入る意思があったこと自体は争わなくても、無断だったのか、退去要求があったのか、相手方の意思に反していたのかなど、争点が細かく分かれることがあります。曖昧なまま話を合わせてしまうのは注意が必要です。
また、調書にまとめられる内容が、実際の認識や経緯とずれていないかを確認することも大切です。内容をよく確認しないまま署名しないことが重要です。
処分の見通しはどう決まるのか
捜査の結果、検察官は起訴するか、不起訴にするかを判断します。事案によっては、正式な裁判ではなく、略式手続が検討されることもありますが、どのような手続になるかは、事案の内容や証拠関係によって変わります。
また、交際トラブルや家庭内トラブルなど、当事者関係が背景にある事案では、その後の接触状況、謝罪の有無、再発防止に向けた取組などが重要になることもあります。早い段階で何が問題とされているのかを整理し、今後の対応方針を固めることが大切です。
住居侵入で大切になる弁護のポイント
住居侵入では、まず、立ち入った場所がどのような場所だったのか、その場所について誰が管理していたのか、立入りについて相手方の意思に反していたのかを丁寧に確認することが重要です。
また、当時のやり取りを示す資料、映像、通報に至る経緯などを整理し、本人の認識と相手方の主張のどこが一致し、どこが食い違っているのかを明らかにしていく必要があります。認めるべき部分がある事案でも、その経緯や背景事情をきちんと整理することが、その後の見通しに影響することがあります。
千葉で住居侵入のことで不安を抱えている方へ
住居侵入は、感情的な対立や認識のずれから突然刑事事件化することがある犯罪です。とくに、相手方との関係があった事案では、自分では大ごとではないと思っていても、警察の捜査が始まることがあります。
刑事事件では、早い段階で現在の手続段階を確認し、どこが争点になり得るのかを整理し、今後どのような方針で対応するかを考えることが大切です。千葉で住居侵入のことで不安を抱えている方は、早めに状況を整理することが重要です。
住居侵入でよくあるご質問
住居侵入とは、どのような場合に問題になるのですか
住居侵入は、正当な理由がないのに、人の住居や人が管理している建物などに立ち入ったとされる場合に問題となることがあります。また、最初はその場に入る理由があったとしても、退去を求められたのに立ち去らなかった場合には、不退去が問題となることもあります。どのような場所だったのか、相手方の意思に反していたのか、当時の経緯がどうだったのかを具体的に見ることが大切です。
短時間入っただけでも住居侵入になりますか
短時間だったというだけで直ちに問題がなくなるわけではありません。もっとも、実際には、どこに立ち入ったのか、その場所の管理状況はどうだったのか、入ってよいと考えた理由があったのかなど、具体的な事情を踏まえて判断されます。
家族や交際相手の家でも住居侵入になりますか
過去に出入りしていたことがあっても、その時点で自由に立ち入ってよい関係にあったのかどうかは別に検討されます。別居後や関係悪化後の立入りなどでは、本人の認識と相手方の認識が大きく食い違うことがあります。そのため、当時のやり取りや関係性を丁寧に整理することが重要です。
住居侵入で逮捕されることはありますか
はい、事案によっては逮捕されることがあります。現場で通報され、そのまま身柄を取られることもありますし、後日、警察から連絡を受ける場合もあります。その後に釈放されるのか、勾留が請求されるのかは、事案の内容や証拠関係などによって変わります。
取調べでは何に気をつければよいですか
その場の流れで曖昧な説明をしてしまわないことが大切です。なぜその場所に行ったのか、どのような認識で中に入ったのか、退去を求められていたのかなど、争点になりそうな点を整理しておく必要があります。また、調書にまとめられた内容が実際の認識や経緯と違っていないか、よく確認することも重要です。
やっていない部分や言い分がある場合でも、認めたほうがよいのでしょうか
事実関係に争いがあるのに、十分に整理しないまま安易に認めてしまうのは注意が必要です。立入りの経緯や相手方との関係、当時のやり取りによって見え方が変わることがあるため、どこを認め、どこに争いがあるのかを慎重に整理することが大切です。
住居侵入では不起訴になることもありますか
あります。最終的に起訴するかどうかは、事案の内容、証拠関係、その後の対応、再発防止に向けた取組などを踏まえて判断されます。どのような処分になるかは個別事情によって変わるため、早い段階で状況を整理することが重要です。
家族が住居侵入で逮捕されたときは、まず何を確認すればよいですか
まずは、いつ、どこで、どのような経緯で問題になったのか、現在どの手続段階にあるのかを確認することが大切です。逮捕直後は情報が限られますが、事実関係の整理、今後の見通しの確認、釈放や勾留への対応など、優先して考えるべきことがあります。

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