「前科はつきますか」
「起訴されてしまうのでしょうか」
刑事事件で大きな不安となるのが、将来に影響し得る前科の問題です。
もっとも、逮捕されたからといって、直ちに起訴されるわけではありません。また、起訴されたからといって、直ちに有罪が確定するわけでもありません。
不起訴で手続が終了する事件もあります。重要なのは、何もしないことではなく、不起訴に向けて必要な事情を整理し、対応を進めることです。
不起訴とは何か
不起訴とは、検察官がその事件を起訴しないと判断することです。起訴されなければ、通常は裁判に進まず、その段階で手続が終了します。
不起訴処分には、主に次のような類型があります。
- ● 嫌疑なし
- ● 嫌疑不十分
- ● 起訴猶予
このうち、起訴猶予は、犯罪の嫌疑がある場合でも、犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状、犯罪後の情況などを考慮して、起訴を見送る判断です。
現在勾留中の方は、千葉で釈放を目指すページもあわせて確認してください。
不起訴になるために考慮される事情
不起訴か起訴かの判断では、被害の程度、示談の成立、反省の態度、前科前歴、再犯のおそれ、生活環境など、複数の事情が総合的に考慮されます。

不起訴は偶然に決まるものではなく、事件の内容、証拠関係、事件後の対応状況などを踏まえて判断されます。
示談と不起訴の関係
被害者がいる事件では、示談が重要な事情となることがあります。
- ✓ 示談が成立しているか
- ✓ 被害弁償が済んでいるか
- ✓ 宥恕の意思が示されているか
ただし、示談が成立すれば必ず不起訴になると断言できるわけではありません。証拠関係や事件内容も含めて総合的に判断されます。
供述の内容も、不起訴かどうかの判断に影響し得ます。取調べへの対応が不安な方は、千葉で取調べを受ける方へのページもご確認ください。
不起訴を目指すために今できること
- ● 事実関係の整理
- ● 供述内容の整理と一貫性の確保
- ● 被害回復への具体的な取組み
- ● 生活環境の安定
- ● 再発防止策の具体化
検察官が判断する前に、整えておくべき事情があります。
起訴と不起訴を分ける主な事情
不起訴に向かいやすい事情と、起訴に向かいやすい事情は同じではありません。初犯かどうか、示談が成立しているか、被害の程度、前科前歴、証拠関係、生活状況などが総合的に見られます。

ご家族の方へ
- ✓ 身元引受の意思
- ✓ 生活環境の安定
- ✓ 再発防止への協力
家庭の状況が、判断材料の一部となることもあります。前科や将来への影響が不安な方は、千葉で将来を守るための対応ページも参考にしてください。
不起訴を目指すうえでの重要な視点
不起訴を目指すうえでは、事情を整理し、必要な対応を早めに進めることが重要です。
時間が経過すると、対応できることが限られてくる場合があります。検察官の判断前に、できる限りの準備を行うことが大切です。
現在の段階を整理し、何を優先すべきかを明確にすることが第一歩です。
よくある質問
Q1. 不起訴になる可能性はどのくらいありますか?
事件内容、証拠状況、当事者の事情などにより異なり、一律の目安はありません。早い段階で状況を整理し、見通しを立てることが重要です。
Q2. 示談すれば必ず不起訴になりますか?
示談は重要な事情になり得ますが、示談が成立すれば必ず不起訴になると断言できるものではありません。事件の性質や状況によって判断は変わります。
Q3. 不起訴になれば前科はつきませんか?
一般に、不起訴の場合には有罪判決が言い渡されないため、前科はつきません。ただし、事案によっては、その後の生活や職場対応などで別の配慮が必要になることがあります。
